やってはいけない勉強法 -模試を受けない-

年末が近づき、模試の回数も増えてきました。そんな時に登場するのが「テスト範囲をまだ復習しきれていないので、受けてもムダ」という発言をする人。はて、本当にそうなのでしょうか。今回はoutputの重要性をお話ししていきます。


勉強ができる人とできない人の違い

教室で教えていますと、鉛筆を動かしている人とそうでない人がはっきり分かれます。そしてこの違いこそが習熟度の違いにそのまま反映されている、と言っても過言ではありません。これは生徒間の差に限らず、とある生徒一人における教科間の習熟度の差にも同じことが言えます。実際に自分のノートを見てください。得意な科目と不得意な科目、どちらの方が書き込みが多いでしょうか。


書くことは整理の下準備

得意なことは書いていて楽しいんだから、当たり前じゃないか!とおっしゃる方もいると思いますが、では苦手な科目はどうしていますか?必死に頭の中で考えているんじゃないでしょうか。ペンが動かなくて…とは言いますが、ちゃんとしたものを書き出す必要はありません。「苦手なこと=整理されていないこと」なので、まずは全てを頭の外に出す、つまり書き出してみることが大事です。整理はそれから。


問題が解けない理由

そうやって書き出してみたものをチェックしていきます。問題が解けない理由というのは大きく3つに分けられます。1つは「知識を覚えていない」こと。例えば単語とか公式とか。これはもうその場で覚えるしかありません。もう1つは「システムを理解していない」こと。化学式だったり関係代名詞だったり、仕組みがちゃんとわかっていないと解けません。最後は「リンクできない」こと。これはやや上級者編ですが、初見の問題に対し、手持ちの道具のどれが利用できるか、どう使うか、というヒラメキがないと解けません。


ここで模試の登場

教科書をしっかり読むことが勉強だと思っている人が多いのですが、実際はそうではなく、できないところを潰していく作業こそが受験勉強です。自分は何ができないのか。その原因は上記3つのどれなのか。それを知らなくては戦略の立てようがありません。というわけで模試の登場です。模試を受けると後日データが送られてきますが、そこには得点や、他の受験生の正答率、単元全体の習熟度などなどお宝情報が満載です。


なぜ模試を受けるのか

「模試」というのは半ば強制的に、頭の中身を外に出すこと。出して初めて自分がどこで引っかかっていたのか、何が足りなかったのかがわかります。それをもとに明日からの勉強戦略を立てるわけですが、模試を受けない人は、地図もなく闇雲に走っているだけです。これはあまりにも効率が悪い。ムダを減らす。これが模試を受ける意味です。


模試のサイクルをつくる

模試は定期的に受けましょう。3ヶ月に一回、1ヶ月に一回など。

模試を受ける→できないところ・理由を知る→改善→模試を受ける→・・・

こんなサイクルを作ってしまえば効率的に得点を伸ばすことができます。

特に本番まで間もない受験生は、このサイクルを早めるといいと思いますよ。


まとめ

模試というと合否判定に一喜一憂して終わり、という人が多いですが、模試の本当の目的はoutputあります。自分の頭の中には何が足りなくて、それを補うにはどうすればいいか。outputすることでそれを整理し、ムダのない勉強をしていきましょう。


clue zemi 代表 永井 雄太郎

1980年生まれの松坂世代。
仙台一高〜早稲田大学政治経済学部。
リアル「偏差値30からの大学受験」の経験をもとに、幼児から最難関大・医学部受験まで対応の塾「clue zemi (教室・online)」を設立。並行して勉強と遊びの接点を表現するため飲食店『するめcafe』、首都圏トップランナーとのWwbコラムひらめきのタネ・2足のわらじーズ、仙台発フリーペーパー『余談Lab』の活動など。企画立案やアドバイザーなど、企業とのコラボレーションもしています。


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