古文の勉強法(大学受験向け)④
前回の続きです。
助動詞の活用表を
縦横自在に扱えるように
しなければならない、という話をしました。
なぜそんな必要があるのか。
国語はどうしても
数学とは対極の
「感覚的な教科」として
認識されがちですが、
古文漢文の問題は
論理的に解くことができます。
(現代文もそうですが、
ややっこしくなるのでとりあえず)
論理的に正解を
導くための道具として、
助動詞の活用表を
頭に叩き込む必要があるわけです。
まさに、化学の周期表と一緒。
では具体例を挙げてみます。
① 京にはみえぬ鳥なれば
② かの浦見にまかりぬ。
「ぬ」は打消の助動詞
「ず」の連体形、
完了の助動詞「ぬ」の終止形があり、
これを判別する問題が頻繁にでてきます。
なんとなく文脈で・・・
とやってはいけません。
①の「ぬ」は後ろが
体言であることから
「連体形」であることがわかります。
活用表を思い出すと、
打消の場合は連体形、
完了の場合は終止形のときに
「ぬ」が登場するので、これは打消だとわかります。
②も同様に、
後ろが。であるので、
この「ぬ」は終止形ですね。
ということで完了だとわかるわけです。
以上が助動詞の
「後ろ」をみて判断する方法。
もう一つ、助動詞の
「前」をみて判断する方法もあります。
②は「まかる」という
四段活用の動詞の連用形。
ここでまた
活用表を思い出すと、
打消は動詞の未然形にくっつき、
完了は連用形にくっつきます。
「まかり」は連用形なので、
この「ぬ」は完了の助動詞だとわかります。
一方、①の動詞「見ゆ」は
下二段活用なので未然形と連用形が一緒。
そのためこの方法では判別できません。
(この判断ができることも大事)
という感じで、
二つの方向から
助動詞の判別ができ、
論理的な方法なので
100%正答できます。
が、活用表を覚えていないと
できない方法なので頑張りましょう。
助動詞の活用表を
縦横自在に扱えるように
しなければならない、という話をしました。
なぜそんな必要があるのか。
国語はどうしても
数学とは対極の
「感覚的な教科」として
認識されがちですが、
古文漢文の問題は
論理的に解くことができます。
(現代文もそうですが、
ややっこしくなるのでとりあえず)
論理的に正解を
導くための道具として、
助動詞の活用表を
頭に叩き込む必要があるわけです。
まさに、化学の周期表と一緒。
では具体例を挙げてみます。
① 京にはみえぬ鳥なれば
② かの浦見にまかりぬ。
「ぬ」は打消の助動詞
「ず」の連体形、
完了の助動詞「ぬ」の終止形があり、
これを判別する問題が頻繁にでてきます。
なんとなく文脈で・・・
とやってはいけません。
①の「ぬ」は後ろが
体言であることから
「連体形」であることがわかります。
活用表を思い出すと、
打消の場合は連体形、
完了の場合は終止形のときに
「ぬ」が登場するので、これは打消だとわかります。
②も同様に、
後ろが。であるので、
この「ぬ」は終止形ですね。
ということで完了だとわかるわけです。
以上が助動詞の
「後ろ」をみて判断する方法。
もう一つ、助動詞の
「前」をみて判断する方法もあります。
②は「まかる」という
四段活用の動詞の連用形。
ここでまた
活用表を思い出すと、
打消は動詞の未然形にくっつき、
完了は連用形にくっつきます。
「まかり」は連用形なので、
この「ぬ」は完了の助動詞だとわかります。
一方、①の動詞「見ゆ」は
下二段活用なので未然形と連用形が一緒。
そのためこの方法では判別できません。
(この判断ができることも大事)
という感じで、
二つの方向から
助動詞の判別ができ、
論理的な方法なので
100%正答できます。
が、活用表を覚えていないと
できない方法なので頑張りましょう。
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